フェンシングの松山恭助(20)が9日、東京・浅草公会堂で開催された「台東区新成人を祝う会」に出席し、20年東京五輪での金メダル獲得を宣言した。

 リオ五輪後引退発表した太田雄貴(30)のフルーレ後任として注目を集める松山。台東区に生まれ、4歳から地元スポーツクラブでフェンシングを始めた。東亜学園高校時代にはインターハイ個人フルーレ3連覇を果たし、早大に進学。現在はスポーツ科学部2年生。昨年4月、仏で開催された世界ジュニア選手権では日本代表として出場し、団体優勝、個人3位を獲得。また、12月に開催された全日本選手権では初優勝を飾っている。

 「世界には兵役や紛争でスポーツも出来ない人がいます。恵まれた環境は当たり前ではない」と話し、「東京五輪では金をとります」と宣言。「みなさん応援に来てくれますか」と呼びかけると会場から応援の声がかけられた。