日本オリンピック委員会(JOC)は15日、現役選手の声を運営に反映するために新設したアスリート委員会委員の選挙で、競泳男子で五輪4大会連続出場の松田丈志氏ら6人が当選したことを発表した。任期は4年。

 7人が立候補し、他に女子でトライアスロンの上田藍(ペリエ・グリーンタワー・ブリヂストン・稲毛インター)、ラグビーの中村知春(アルカス熊谷)、男子は陸上の沢野大地(富士通)、元フェンシングの千田健太氏、ボートの中野紘志(新日鉄住金)が入った。リオデジャネイロ五輪柔道女子銅メダルの中村美里(三井住友海上)が落選した。

 過去の五輪2大会の代表選手が立候補資格を持ち、定員は5~15人。今後、JOC理事会が指名する若干名と、来年の平昌冬季五輪後の選挙で冬季大会枠の委員2人を追加する。今回はリオ五輪の代表に投票権があり、投票率は約53%だった。