日本は20歳前後のメンバー中心の中国を攻守に圧倒し、3位となった。序盤から身長で勝る中国を激しい守備で封じ込めた。第1クオーター(Q)で26-9とリードすると、守りは最後まで崩れることはなかった。中国から21本のターンオーバーを誘い、総リバウンド数でも37-31と上回った。攻撃では、アイラ・ブラウンが要所で得点を決め21得点。リバウンドもオフェンス・リバウンド8本を含む11本を奪い、勝利に貢献した。竹内公輔(栃木)が11得点を挙げた。またセンターの太田敦也(三遠)は、ゴール下で体を張った守りで、相手の207センチ、213センチといった長身センターに仕事をさせなかった。

 この試合が最後の指揮となったセルビア出身のルカ・パビチェビッチ監督代行は「今日の試合は序盤から強いパフォーマンスを見せてくれた。昨日の台湾戦との違いは、守備とオフェンスリバウンド。優勝ができなくて悔しいが、いい形で終わることができた」と笑顔で話した。竹内譲次(A東京)は「今日はルカの最後の試合。教わってきたことをみんなでコートの中で出していこうと話し合った。チームの全員が最後まで激しいディフェンスをして、最後までリバウンドを取り切るまでプレーした」と話していた。