卓球の中国オープン(成都)に出場していた男子日本代表の倉嶋洋介監督(41)が、中国のトップ選手が大会をボイコットした騒ぎについて、早期の事態正常化を望んだ。26日、成田空港に帰国。男子の世界ランキング1位馬龍、同2位樊振東、同3位許■の3選手が、中国代表の監督人事を巡って、シングルス2回戦(23日)をボイコットしたことについて「複雑。ラッキーとは思わない」とし「(トップの)中国選手と戦って成果を出したい。良い形で早く復帰してほしい」と願った。

 男子ダブルスで上田と組んで優勝した吉村真晴(23)も「尊敬する選手たちだけに残念。(3選手が)良い状態のときに戦いたい」と、世界のトップ選手が不在の中で優勝しても喜べない、心境を明かした。国際卓球連盟は25日、「卓球の品位を損なう行為で、この件を深刻に捉えている」とする声明を発表し、厳罰を科す可能性を示唆している。吉村は「時間が解決すると思う」と祈るように話した。

※■は日ヘンに斤