女子ダブルスで優勝候補筆頭のベサニー・マテックサンズ(米国)が悲劇に見舞われた。

 6日はシングルス2回戦に出場したが、第3セット途中にネットへ前進した際に転倒。右膝を抱え、大きな悲鳴を上げた。救急車で病院に搬送され、大会主催者は右膝の重傷と発表した。

 4大大会ではルーシー・サファロバ(チェコ)とのペアで通算5度の優勝。昨年の全米オープンから3連勝していたが、4大会連続の偉業は絶望的になった。サファロバは涙をこらえきれず「本当にひどいことが起きた。今は彼女を慰めることしかできない」と沈痛な表情で話した。