中学、高校の教師らとスポーツが持つ力を考える「VICTORYスポーツフォーラム」(日刊スポーツほか主催)が7日、東京都内で行われた。2年連続で第一線で活躍した著名人が集い、マラソンの有森裕子氏(50)サッカー福田正博氏(50)競泳田中雅美氏(38)バドミントン小椋久美子氏(34)が学生時代の思い出などを披露した。

 中学時代にバスケットボール部だった有森氏は「私には得意なものがなくて、いじめられるタイプ。体育祭で空いていた800メートルに挑戦した。あれがあってのブレーク」と原点を説明。田中氏は「学生時代には2度と戻りたくない」と笑わせ「常に自分にうそをつかずにやってきた」と挑戦する勇気の大切さを訴えた。

 約1時間のプログラムは盛況で終わり、司会を務めた元プロ野球青島健太氏(59)は「いまだにいろいろな人に会って話を聞くと気付きがある。それは人に出会わないと分からない」とこの日の学びをまとめた。