2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の室伏広治スポーツ局長は22日、野球・ソフトボール競技について、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)に対し、米メジャーリーグの参加が重要との書簡を送付したことを明かした。

 組織委によると、競技採用に向けた15年8月、同連盟に聞き取りした際、メジャーの出場について努力する約束があったという。

 室伏氏は「トップアスリートがそろうことが大事」とし「その道が開けるなら競技方式を一緒に考えたい」と発言。組織委が3チームの2リーグ制で調整しているのに対し、WBSCは総当たり戦を主張していた。メジャーの参加が決まれば、競技方式を再考する余地は残された。

 また、WBSCが会場を1球場増やすことを求めていることについては、財政的に難しく、横浜スタジアムと福島・あづま球場の2会場は変わらないとした。