シンクロナイズドスイミング日本代表の井村雅代ヘッドコーチ(HC、67)が29日、兵庫・神戸市内の神戸ポートピアホテルでシンクロ教室に参加した。

 今年で11回目を迎えた「ミキプルーンはじめてシンクロ2017」で小学生ら40人にシンクロナイズドスイミングを指導するもの。井村HCは、真剣な表情で動画を撮影して、泣きだした子どもには「がんばれ」とハッパをかけて、練習に戻ることを促した。

 「代表選手でも、こどもを指導する上でも、心の動きを読むことが大事。甘えているのか、逃げているのか、やろうとしているのか、よく見ること。(今日は)『もうちょっとでできるのに』と泣いていたから、『脈あるやん』と思いました」と感想を口にした。

 同イベントは2泊3日でシンクロを体験して、最終日の30日に親の前で発表会を行うもの。井村HCは「(発表会で)成功させないと『やっぱりだめやん』となる。絶対に成功させないとだめ。成功の喜びを、子供たちに持って帰らせる」と代表チームを率いる時と同じように真剣だった。