世界ランキング6位の日本は同5位のロシアに1-3で敗れ、1勝1敗となった。第1セットは先発起用のウイングスパイカー石井優希(26=久光製薬)が躍動して25-22で先取。その後は高さに勝るロシアの強打に苦み、第2、3セットを落とした。第4セットは終盤まで粘ったものの26-28で突き放された。移動日を挟み、次戦は8日に名古屋でブラジルと対戦する。

 中田ジャパンは高さのあるロシアに自滅で白星を逃した。第1セットを奪いながら、第2セットの5-6からミスも重なり6連続失点。さらに1点取ってから3連続失点で流れを失った。中田監督は「自滅みたいな形。もったいない試合だと思った」と険しい表情を浮かべた。第1セットに7得点を挙げたWS石井は、第2セットからスパイクが決まらなくなった。石井は「相手のブロックが1枚の時に決めきるのがエースだと思う。ムキになっていた。もっと冷静に相手を見ることができれば」と反省。中田監督は強豪との連戦を前に「何とかフルセットに持ち込みたい」としていたが、もろさを露呈した。