世界ランキング12位の日本は、同8位イランに1-3で敗れ4連敗となった。

 まだ勝ち点もなく、非常に苦しい大会になってしまった。だが、それ以上に中垣内祐一監督(49)にとっては痛恨のミスがあった。

 先発メンバーの申告に、本来ウイングスパイカーの山本を記入するところを、これまでの習慣からエースの石川を記入。そのため先発メンバーのアナウンサーでは笑顔の石川がいったんコートに立ったが、右膝痛で前日のイタリア戦も欠場しており、試合ができるまで回復しておらず、サーブを打つ前に山本と交代していた。試合開始直後の選手交代は非常に珍しい。

 試合後の中垣内監督はその点を指摘されると「あれは山本と石川のメンバーを間違えて申告していました。取り返しのつかないこと。1本サーブが入る前にメンバーチェンジをしました。つまり、1セットのメンバー交代を1回損したことになります。もちろん、山本にスタメンは言ってありました。入れ間違いがあった。ついついいつももクセで。本来あってはいけないこと。ヒューマンエラーの1つです」と、正直にドタバタの舞台裏を明かした。

 その後、会見では選手の集中力低下、メンタル面の強化について話が出ただけに、監督以下スタッフにとっても集中力を欠いたと指摘されても仕方のないミスだった感は否めない。