ペア結成3大会目の保木卓朗(22=トナミ運輸)広田彩花(23=再春館製薬所)組が、世界ランキング19位のインドペアを2-1で下した。混合ダブルスで日本勢が決勝に進出するのは今大会初となる。

 保木、広田組がペアを結成したのは6月のオーストラリア・オープンからで、世界ランキングもまだ146位。経験が浅い中での快挙に保木は「本職の男子ダブルスで行ったことがない舞台なので、実感が湧いていない」と驚きつつも笑顔で喜んだ。広田は「明日も頑張ります」と一言コメントし、この後出場する女子ダブルスの準決勝に備えた。

 第1ゲームを落とすも、第2ゲームでは戦略を変え、序盤からリードを広げた。保木は「自分たちはノーロブスタイル(ロブを相手に上げず、攻め込むスタイル)でここまで勝ち上がってきた。第1ゲームは相手の女子選手の前衛にうまくさばかれて良さが出せなかった。インターバルの時に朴監督から『上げても、いいディフェンスができるから大丈夫。落とされた球はしっかり上げるように』と助言されてから、自分たちの攻めがいい形でできるようになった」。第3ゲームはシーソーゲームを制し、勝利の瞬間は2人でハイタッチをして喜びを分かち合った。

 決勝は明日24日に行われる予定。