来年2月に韓国で開催される平昌(ピョンチャン)冬季五輪で、北朝鮮が全競技を通じて初めて出場枠を獲得した。

 核実験、ミサイル発射で朝鮮半島の緊張が高まる中で行われた五輪予選で、ペアのリョム・テオク、キム・ジュシク組が合計180・09点をマークし、残り5を争った出場枠を確保した。

 注目を集めた18歳のリョム、25歳で男性のキムのコンビは2月の札幌冬季アジア大会で銅メダルに輝いた実力派。北朝鮮が平昌五輪に選手団を派遣すれば、緊張緩和につながると期待する見方もある。国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は北朝鮮の五輪参加を期待する考えを示していた。