競泳男子平泳ぎで04年アテネ、08年北京の両五輪2冠の北島康介氏(35)が9日、韓国・蔚山で行われた18年平昌(ピョンチャン)五輪の聖火リレーに参加した。

 平昌五輪の開幕まで3カ月となったこの日午後6時すぎ、公式ユニホームに身を包んで約200メートルの区間を走ると、沿道に集まった数百人の観客から拍手と歓声が上がった。

 北島さんは契約する日本コカ・コーラを通じ「楽しかったです! あっという間に終わるかなと思いましたが、意外と長かったです。(聖火トーチは)意外と重いんですよね。地元韓国の方もチマ・チョゴリを来て応援してくれる方もいて、たくさんの方に手を振ってもらって、とても気持ちよく走れました。20年東京五輪の聖火リレーも、今からすごく楽しみです」などとコメントした。

 北島氏から聖火をリレーしたのは、スポーツクライミングの白石阿島(しらいし・あしま、16)。日本コカ・コーラを通じて「本当に盛り上がって、すごく楽しく走れました。(トーチが)割と重く感じましたが、頑張って最後まで走りました。レジェンド(北島氏)からトーチを受け取ったことは、もう絶対に忘れません! 2020年に向けて、もっとトレーニングして頑張ります!」と感想を述べた。