全国高校ラグビーは今日8日、大阪・花園ラグビー場で19大会ぶりの大阪勢同士の決勝が行われる。防御が光る大阪桐蔭(大阪第1)は7日、東大阪市内での練習を「魂のタックル」で締め、初優勝へ気合を入れた。

 大阪桐蔭は練習の最後に全部員が、長い花道を作った。1人ずつ全速力で駆け抜け、魂のタックルをかます。メンバー全員と、ユニホームを着る願いがかなわなかった3年生も加わった。練習後は集まった保護者の前で「日本一になります」と約束。綾部監督は「新しい歴史の1ページを作りたい。相手は速いテンポで展開してくる。うちは粘って守備をする」と話した。フランカー上山主将(3年)の自宅は花園の目と鼻の先にあり「小さい頃からの夢の舞台。近くて、遠い。それが花園でした」。鉄壁の守備で歴史の扉を開く。