Bリーグ2部(B2)東地区の仙台89ERSが9日、年明け初練習を行った。4日に就任したばかりの高岡大輔ヘッドコーチ(HC、36)は、約1時間半の練習時間の大半を守備練習に割き、激しいコンタクトプレーを求めた。「ディフェンスのシステムをチームに落とし込みたかった。最初の練習としては良かった」と語った。

 13勝15敗で東地区4位とB1昇格は厳しい状況だが、巻き返しへ向けてディフェンス強化を掲げている。1試合平均失点を「78点から68点まで下げたい」と明言しており、明日も守備練習を実施する予定だ。

 柳川龍之介主将(26)は「変化を非常に感じられた。やることが明確。守備ではコンタクトして常に押し上げてやっていこうと。ヘッドコーチから『4つファウルしてもいい』と言われ、アグレッシブに行くことができた」と満足そうに初日を振り返った。HC交代を起爆剤にしたい。「いいチームで終われない。掲げた目標は変わらない。2部制覇が目標」と期した。