元世界ランク4位で、現在は同27位の第5シード錦織圭(28=日清食品)が、準々決勝で同91位のラドゥ・アルボット(28=モルドバ)に4-6、6-3、6-1で逆転勝ちし、4強進出を決めた。

 第1セットはファーストサーブが決まらず、ストロークのミスも重なり4-6で落としたが、第2セットの途中から修正。第9ゲームをブレークして奪い返すと、第3セット第1ゲームで連続エースを決めラブゲームでキープ。この後はサーブも決まり、観客をどよめかせたジャックナイフも次々と決まる一方的な展開。世界トップの実力をみせつけて圧倒した。

 準決勝では同11位のケビン・アンダーソン(31=南アフリカ)と対戦する。対戦成績は錦織の5勝1敗。