男子プロバスケットボールのBリーグは4日、都内で理事会を開き、B1アルバルク東京などに来季のB1参加資格となるクラブライセンスを交付すると決めた。

 A東京はホームアリーナであるアリーナ立川立飛の収容人数がB1規定の5000人に届いておらず3月の理事会では交付見送りとなっていたが、18年末までに新アリーナの概要を公表できるめどが立った。

 大河正明チェアマンは「A東京はアリーナ事業運営主体と、建設の日程がはっきりしたので、原則今年中にステークホルダー(利害関係者)と調整していく。新アリーナは23区内になる見通し。でも、練習拠点の府中、今アリーナがある立川の地も大切にしたいという意向もクラブからは聞いている」と話した。

 A東京の他に、現在B1の三遠ネオフェニックス、西宮ストークス、現在B2の山形ワイヴァンズ、ライジングゼファー福岡にもB1ライセンスの交付が決まった。これにより、現在B1の全18クラブとB2の7クラブが、来季のB1ライセンスを保有することになった。

 B2中地区首位のFE名古屋はアリーナ新設のめどが不十分という理由からB2ライセンスにとどまった。大河チェアマンは「FE名古屋は入場者数も増えてきているので、アリーナ問題をどうするのか、クラブには真摯(しんし)に検討してほしい」と述べた。