パナソニックが4年ぶり13度目の優勝を果たし、プレミアリーグ、全日本選手権と合わせた6年ぶり3度目の「3冠」を成し遂げた。

 右膝を故障しているエース清水邦広(31)を欠きながらも、日本代表ウイングスパイカー福沢達哉(31)がアタックでチーム最多の21点を稼いだ。

 第1、2セット(S)と連取しながら、第3Sは25-27と競り合って落とした。第4Sは26-24。一進一退の攻防を制した先に3冠があった。

 福沢は「(17年9月に心筋梗塞で亡くなった元選手の)谷村(孝)さんも、清水も、みんな共通しているのは『もう1度すごいパナソニックを復活させたい』という気持ちだった。それが今シーズンのコートの中で証明できた。2冠と3冠は非常に大きな違いがある」。

 さまざまな出来事を乗り越えてつかんだ偉業を、感慨深げに振り返った。