初優勝を目指したジェイテクトがプレミアリーグ、全日本選手権覇者のパナソニックに屈した。1、2セット(S)目は落としたが、第3Sでは三重・海星高から新加入の日本代表オポジット(スーパーエース)西田有志(18)の強烈なスパイクなどで27-25。第4Sで力尽きたが、新戦力が躍動した。

 西田は若鷲賞(最優秀新人賞)と敢闘賞の個人2冠となり、ベスト6にも選ばれた。この日はアタックでジェイテクト最多の21得点。鮮烈な印象を残し「パナソニックはいろいろな修羅場をくぐってきている。経験の差が出た。でも、決勝でやれたのはいい経験だと思います」と前向きに捉えた。

 同じく新加入でフル回転したセッター中根聡太(22=筑波大)は攻撃が読まれていたことを痛感し「相手はデータの力がすさまじい。そこまで自分もデータを取って、自分を見つめて、どこでも(トスを)上げられるセッターにならないといけない」とさらなる成長を誓った。