男子テニスでイタリア国際に出場している世界24位の錦織圭(28=日清食品)は18日、元世界王者で同18位のジョコビッチ(セルビア)との準々決勝を前に、試合前はいつもそうするように、約30分の練習で切り上げた。

 ヒッティングパートナーにさまざまなショットを打たせ、確認する作業を行った。

 3回戦の後、「完全に回復するのは難しいが大丈夫」と話していた疲労だが、この日も、それほど疲れも見せず、通常通り練習をこなした。

 ジョコビッチとは、先週のマスターズ大会マドリードオープン1回戦で対戦するというノーシードの苦労を味わった。過去の対戦は2勝12敗。3回戦後、「まだ若干、苦手意識。少しほかの選手とは違った試合前の感情にはなる。彼とやる時は、かなりパターンが決まっているというか、弱いところをつかれているような気もする。自分のことを、分かっている選手でもある。いつか、明日、できれば打開したい」と話していた。

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