錦織圭(日清食品)に逆転勝ちしたノバク・ジョコビッチ(セルビア)は跳び上がって喜んだ。

 尻上がりに調子を上げて、勝負強さを発揮。「最終セットは6-3で自分の流れだったが、彼(錦織)の流れになってもおかしくなかった」と、紙一重の白星に安堵(あんど)した。

 右肘の手術を経て戦列に戻ってきたが、しばらくは初戦敗退が続いた。復帰後ツアー初の4強入りに「今日のテニスの質はとても高かった。この勝利は大きな意味を持つ」と手応えを感じている様子だった。