秋田ノーザンハピネッツ(東地区1位)がライジングゼファー福岡(西地区1位)に連敗を喫し、1勝2敗の逆転敗退でB2優勝を逃した。第2戦を奪われ逆王手をかけられると、20分後に5分ハーフで行われた第3戦も12-15で力尽きた。1点を追う残り約30秒、パスミスから攻撃権を失い、ダメ押しシュートを決められた。

 今季公式戦は28勝2敗、9割3分3厘の絶対勝率を誇ったホームで、まさかの終戦を迎えた。昨年もB1残留入れ替え戦の第3戦はブザービーターで屈しており、第2、第3戦とも逆転負けと、2年連続の悪夢に襲われた。見えない重圧がフリースローを含むシュートミスやパスミスにつながり、要所でターンオーバーも許した。

 優勝こそ逃したが、公式戦はB2でダントツの勝率9割(54勝6敗)を誇り、22連勝のリーグ記録も樹立した。ペップ・ヘッドコーチ(49)は「15人の選手全員が試合でも練習でも、毎日100%の力を出してくれた」と充実のシーズンを振り返った。田口成浩主将(28)は「これも結果。でも2部に降格してもう1回やろうと、成長できたと思う。負けたことをバネにしてチャレンジしたい」と来季B1での雪辱を誓った。【佐々木雄高】