体重無差別5人制で争う男子1部はジャカルタ・アジア大会100キロ超級代表の王子谷剛志(26)らを擁する旭化成Aが決勝で新日鉄住金を2-1で下し、3年ぶり17度目の優勝を果たした。

 次鋒で引き分けだった王子谷は「チームメートに助けられた。感謝しかない。自分自身は(4月の)全日本選手権で負けてから、頭と体のバランスがうまくいっていない。何かを変えないといけない」と喜びと同時に複雑な胸中を語った。

 会場では、リオデジャネイロ五輪男子73キロ級金メダルの大野将平や同81キロ級銅メダルの永瀬貴規、同100キロ級銅メダルの羽賀龍之介らが大声で声援を送っていた。中村兼三監督は「チームとしてベストな状態ではなかったが、団結力で勝てた。この勢いをアジア大会につなげてほしい」と話した。

 男子2部はパーク24、女子2部はALSOKが制した。