前大会初代王者の日本が男女混合団体決勝でフランスを4-1で下し、2連覇を果たした。

3試合を勝ち上がった決勝で、男子は100キロ超級3位の原沢久喜(26)、女子57キロ級覇者の芳田司(22=コマツ)、団体戦要員の立川新(20=東海大)が勝ち、3-0とリード。女子70キロ級銅メダルの大野陽子(28=コマツ)は敗れたが、団体戦要員の向翔一郎(22=ALSOK)が4勝目を挙げた。

男子の井上監督は、団体戦要員だった2人について「来年、再来年の東京五輪に向けて期待している選手。よく頑張ってくれた」と評価。女子の増地監督は「合宿を重ねるごとにいいチームになった」と振り返った。

日本は初戦の2回戦でモンゴルに4-0で勝利。準々決勝では開催国のアゼルバイジャンに苦戦し、女子78キロ超級覇者の朝比奈沙羅(21=パーク24)や大野らの活躍で4-2で競い勝った。準決勝では韓国と北朝鮮の南北合同チーム「コリア」に4-0のストレート勝ちした。

男女混合団体は、20年東京五輪の新種目で前大会から実施。12人の登録選手の中から試合ごとに男女3人ずつがエントリー。階級は男子が73キロ以下、90キロ以下、90キロ超。女子は57キロ以下、70キロ以下、70キロ超で同じ階級同士の選手と対戦する。