ルイス・ハミルトンがポールトゥウインで優勝。メルセデスAMGは2018年のコンストラクターズタイトル獲得を決めた。

スタートからレースをリードしたハミルトンは、19周目にピットインしてミディアムタイヤで最後まで走り切る戦略。しかし2位に浮上してきていたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が35周目までスーパーソフトを保たせる驚異的な走りでソフトタイヤに履き替え、ピットストップ後にタイヤの差を生かしてハミルトンをオーバーテイク。勝負あったかに思われたが44周目に周回遅れと接触してスピンしハミルトンが首位に再浮上。フェルスタッペンは接触でマシンにダメージを負い大幅にダウンフォースを失ってしまったためハミルトン追撃はならず、ハミルトンがそのままトップでチェッカードフラッグを受けた。

「今日の僕らはパワーユニットに問題を抱えていて勝利は難しいと思っていた。だけど突然この幸運が巡って来たんだ。5年連続コンストラクターズタイトル獲得の栄光はまさにチーム全員の努力によるものだよ。全員が全力を尽くし最大限の力を振り絞ってきたんだ。僕はこのチームのためにマシンをドライブできることをとても名誉なことだと思う。みんなのことを誇りに思うよ」

トロロッソ・ホンダ勢はブレンドン・ハートリーが11位、ピエール・ガスリーが13位でフィニッシュしポイント獲得はならなかった。

(米家峰起通信員)