出場3年連続3回目の実践学園(東京)が、104-77で天理(奈良)を下した。

実践学園は試合の立ち上がりから勢いに乗った。SG横山悠人(はると、3年)がゴールを量産、主将のPF小玉大智(3年)が続いた。

横山はシュート12本中11本、3点シュート3本中2本という成功率の高さで、チーム最多の28得点をマークした。リバウンドも7本で味方に貢献した。「相手のエースを止め、そこからシュートを決めるのが自分の役割」という横山。ゴール下で粘りを見せた。

高瀬俊也コーチ(46)は「横山はオフェンスリバウンドが良かった。(実践学園)中学の時はオフェンスの中心ではなかったが、今は彼のドライブがウチの武器になっている」とその成長に目を細めた。

横山は「(高校で)変わんなきゃと練習したら、ドライブができるようになった」という。チームメートを肩車するなどの脚力トレーニングを多めに取り入れた。それがこの日に結実した。

弟分の実践学園中が、8月に「全国中学校バスケットボール大会」で、大会史上最多となる2年ぶり3度目の優勝を果たした。横山は「自分たちの目標はここでは終わらない」とベスト8以上を目指す。