世界1位の大坂なおみ(21=日清食品)が、また1歩、2連覇と世界1位堅持に前進だ。同25位のダニエル・コリンズ(米国)に6-4、6-2のストレートで勝ち16強入りを果たした。4回戦では同23位のベンチッチ(スイス)と対戦する。

大会はコーチ交代もあったり、世界1位の立場に自分を見失うこともあった。それでも「いろいろと考えてやっぱり自分にはテニスしかない」と感じたという。今は「テニスを楽しんでいる」と続けた。その心の持ちようは、積極的なプレーにも表れた。

今大会は初戦の2回戦で、2月23日閉幕のドバイ選手権の初戦で敗れたムラデノビッチ(フランス)に雪辱。波に乗った。コリンズは安定したストロークが武器だが、フットワークにやや難がある。大坂は、左右に振り回すだけでなく、逆をついたり、得意のパワーで打ち勝った。