フィギュアスケート世界選手権の公式練習が18日、会場のさいたまスーパーアリーナで行われ、男子シングルの昨年王者ネーサン・チェン(19)がサブリンクで初練習を行った。

ショートプログラム(SP)「キャラバン」の曲に合わせた練習では、4回転フリップや、4回転の連続ジャンプを決め、その後も4回転トーループからの2連続3回転トーループを披露するなど、好調な様子だった。

直前に風邪をひいていたが「もう大丈夫」と笑顔。米イエール大学で勉学に励みながら、昨年3月の世界選手権から今年1月の全米選手権まで5戦負けなし。それも「すべての試合は違うので」と気を引き締めた。

ライバルを問われても、「どの選手も素晴らしい。自分の演技に集中するだけだよ」と話した。また、演技構成は全米選手権と同じ、4回転ジャンプSP2本、フリー4本になる予定とした。