寸前で白星を逃した。レバンガ北海道は大一番の残留プレーオフ初戦で横浜に72-77で敗れた。5点リードで迎えた第4クオーター(Q)終盤に逆転を許し、2戦先勝方式の短期決戦で痛い黒星を喫し、崖っぷちに立たされた。

試合開始直後にデイビッド・ドブラス(37)が連続得点を挙げるなど開始2分で9連続得点。試合前、内海知秀監督(60)は「厳しいゲームになる。自分たちがどれだけ自信を持ってできるか」と話していたが、前半は敵地の空気にのまれることなくコートを支配した。

レギュラーシーズンの課題が後半に露呈した。前半はバイロン・ミュレンズ(30)、ドブラスの両外国人が計34得点で試合を優位に進めたが、ターンオーバーは7(相手は4)。相手シュート成功率の低さに助けられていたが、ミスから失点を許した。一時は20点あった差を縮められた。

勝ち方を忘れてしまったかのように第4Q、勝負どころで不要なファウルを連発し、フリースローを献上し自滅した。残留POは泣いても笑っても27日のみ。試合会場で、パブリックビューイング会場で、ファンは声をからし続けている。このまま終わるわけにはいかない。【浅水友輝】