新体操日本代表「フェアリージャパン POLA」が5月31日、都内で19年の新メーク「Harmonized Beauty~令和メーク~」を披露した。

テーマは日本の演技での強みでもある「調和」で、令和の英訳の意味にもつながることを意識した。アイシャドーは昨年の紫からブラウンに代わり、リップは従来のインパクトの強い赤から調和を重視した梅色の一品を開発した。

各パーツの主張を抑え、各種目の演技にも合わせやすくする狙いで、5人で演技する時の理想である「5つ子」を体現させる。この日は美容コーチ10人が直接指導にあたり、1時間弱で各選手の新メークが完成した。

主将の杉本早裕吏(23)は梅色のリップに、「日本人に合った色。自信がわいてくる。試合に行く時にもメークを大切にしています。演技も調和を大切にして臨みたい」と笑顔。熨斗谷さくら(21)は「海外の選手は目鼻立ちがくっきりしているので、私たちはメークから気合を入れて。目力がはっきりしますね」とうなずいた。

世界選手権(9月、アゼルバイジャン)で決勝5位(18年大会の上位3カ国をのぞく)以内で、東京五輪の出場枠を獲得できる。開催国枠はあるが、杉本は「総合3位に入って自分たちの力で獲得したい。1人1人が自信を持って立たないと」と誓った。