世界ランキング10位の日本代表が同16位のベルギーに84-71で勝ち、5月31日に行われた第1戦(91-75)に続き連勝した。

先発は第1戦と同じ、長岡萌映子(25=トヨタ自動車)、高田真希(29=デンソー)、本川紗奈生(27=シャンソン化粧品)、本橋菜子(25=東京羽田)、宮沢夕貴(26=JX-ENEOS)、の5人。前試合に続き、第1クオーター(Q)から強化してきたディフェンスが機能した。相手ボールを奪うスティールを連発。試合を優位に進めた。終盤にはSG林咲希(24=JX-ENEOS)が連続3点シュートを決めるなど25-16とリードした。

第2Qでも林の勢いは止まらない。開始早々に3点シュートを決めると、中盤はコート内を縦横無尽に動き回り、相手の背後を通すパスで得点をアシストするなどチームの勢いを加速させ、44-31と点差を広げて前半を折り返した。

第3Qに入ると相手の攻撃に対しファウルが増え、攻撃のリズムも悪くなった。最初の5分で奪った得点は谷村里佳(25=シャンソン化粧品)の3点シュートのみ。一気に5点差まで詰め寄られた。だが、ここでも林の3点シュートから流れを引き寄せ、63-49と点差を広げて第3Qを終えた。

第4Qでも林は残り6分から出場すると、いきなり3点シュートを決めた。残り4分では相手のボールをスティール、18点差とし、勝利を引き寄せた。その後も最後までディフェンスの集中力を切らさず84-71で粘るベルギーを振り切った。MVPには林が選ばれた。