31日開幕のW杯(中国)に向けた、男子日本代表国際試合(第2戦)のニュージーランド戦に八村塁(21=ウィザーズ)が先発出場し、19得点を記録するも、チームは87-104で敗れた。

2日の名古屋合宿で右足を捻挫していた渡辺雄太も先発。ファジーカスとの「ビッグ3」初競演が実現したが、第1クオーター(Q)中盤以降逆転を許してからは、最後まで流れをつかむことができなかった。特に第2Qでは5本の3点シュートを決められ、点差を一気に広げられた。

八村は両チーム最多35点を挙げた12日の第1戦と違って、前半から周りを生かした。チーム初得点こそ奪ったが、相手を抑えてスペースを作る動きを多く取り入れ、渡辺雄やファジーカスにシュートチャンスを与えた。前半だけで5本のリバウンドを取るなど、ゴール下でも躍動した。

次戦は22日、ラマス監督の母国である世界ランキング5位の強豪アルゼンチン戦。「ビッグ3」の爆発にも期待がかかる。八村は「こんな3人同じコートにいるのは、他の国を見てもなかなかない。どれだけやれるか楽しみ」と話している。W杯へ向け、実戦機会は3試合残っている。【松熊洋介】