女子63キロ級で、18年世界選手権銀メダルの田代未来(25=コマツ)が銀メダルを獲得した。初戦の2回戦から巧みな足技で相手を崩し、寝技へ移行する連続攻撃で強さを示した。

メダルを逃した16年リオデジャネイロ・オリンピック(五輪)後、左手首を手術。17年6月に実戦復帰し、生命線の足技をさらに磨いた。世界選手権2連覇中で過去1勝8敗の「絶対女王」ことアグベニェヌ(フランス)を最大のライバルとし、男子選手とも稽古に励むなど柔道力を強化してきた。20年東京五輪は、リオ五輪のリベンジの思いも強い。「地元の東京ということで勝ちたい気持ちが(リオ以上に)より一層強い。まずは五輪代表権を勝ち取りたい」と意気込み語っていた。

男子81キロ級で、18年世界選手権銀メダルの藤原崇太郎(21=日体大)は、初戦の2回戦で世界ランク32位のウズベキスタン選手に敗れた。