バスケットボールBリーグ、レバンガ北海道の折茂武彦(49)桜井良太(36)のベテラン2人が新シーズンへの決意を示した。18日は北海道庁で土屋俊亮副知事、札幌市役所で秋元克広市長を立て続けに表敬訪問した。折茂は「シーズンへの抱負を述べさせていただいて、シーズンがいよいよ始まるという思いです」と気を引き締めた。

シーズンに向けた力試しとなる9月のアーリーカップでは決勝で同じ東地区の秋田に3点差で競り負けたが、B2の山形、仙台に連勝。3人の新加入選手を先発起用し、チーム作りを図りながらも一定の結果を残した。4季ぶりの主将に復帰した桜井は「1試合1試合やっていく中でオフェンスはかみ合っていないところもあったが、ディフェンスは良かった。チームとして道筋が見えてきた」と手応えを感じている。

10月6日の中地区横浜との開幕戦(札幌・北海きたえーる)に向けて、残す実戦は27、28日の中地区三遠とのプレシーズンゲーム2連戦(同)のみ。折茂は「非常に良い調整ができている。今シーズンは道民に元気と勇気を与えられるように頑張っていきたい」と力を込めた。

北海道庁、札幌市役所での表敬訪問では9月20日開幕のラグビーW杯についても話が及んだ。北海道内では21日にオーストラリア-フィジー戦、22日にイングランド-トンガ戦が札幌ドームで行われる。

社会人ラグビーを舞台にしたドラマ「ノーサイド・ゲーム」を見ていたという折茂は「あれはまさに我々の時代の話で、共感できる部分があった。ただ、やるのは好きじゃない。痛そうじゃないですか」と苦笑い。リーグ戦604試合連続試合出場中の桜井も「自分は体をがんがんあてて、この前も唇切ってぬいましたが、(ラグビーの試合を見ると)毎回試合を見ていて大丈夫なのかなと思う。上には上がいるんだなっと。4年に1度ではなくて一生に1度と言われている大会なので、できれば見に行きたい」と話していた。