宮崎大輔(38)が所属する日体大が、日本リーグ勢への挑戦権を手にした。近畿代表のHC和歌山と対戦した日体大は、宮崎の4得点などで37-23と快勝。21日の3回戦でトヨタ紡織九州と対戦する。日本代表復帰を目指してアピールしたい宮崎は「自分と日体大の力がどこまで通じるか楽しみ」と話した。

宮崎はこの日も左サイドでプレーし、相手GKの裏をかくスピンシュートや豪快なジャンプシュートを披露。自らのミスで失点するなどで「出来は70点」と話したが、今春復学してから本格的に取り組むサイドプレーヤーとして「成長できていると思う」と笑顔もみせた。

相手のトヨタ紡織九州は昨季日本リーグ5位で、今季も5位につける強豪。宮崎は「外国人選手も2人いるし、日本代表もいる。フィジカル、戦術、相手の分析など、実業団チームは、学生とはまったく違う」と話す。それでも「日体大の武器は走ること。走り勝つことで試合にも勝ちたい」と、今年3月に大崎電気で日本リーグプレーオフに出場して以来の日本リーグ勢との対戦を楽しみに話していた。