世界ランキング3位の奥原希望(24=太陽ホールディングス)が大家夏稀(21=NTT東日本)を21-11、21-13のストレートで下し、準決勝に進出した。男子シングルス同1位の桃田賢斗(25=NTT東日本)は所属先の後輩・古賀穂(23)を2-0で破った。男子シングルスは西本、常山、女子ダブルスは福島、広田組や永原、松本組、男子ダブルスの園田、嘉村組など日本代表のランキング上位選手も順当に勝ち上がった。

      ◇     ◇     ◇

今大会で個人戦は最後という14年世界選手権銅メダルの三谷美菜津(NTT東日本)が2回戦で敗退。代表で長く一緒にプレーした奥原は、勝ち上がれば対戦するはずだった先輩のことを聞かれ「温かい言葉をいっぱいかけてもらったし、私が(相手になってシングルスの)引退試合をやりたいと思っていた。これからエースとして自分が引っ張っていかなければという思いで戦った」と涙ながらに語った。