6度の優勝を誇る東福岡が、試合終了間際に決勝のトライを決め、準々決勝進出を決めた。

12-7でリードした後半22分。相手に同点のトライを決められた。逆転負けの可能性があるなか、意地を見せたのは、CTB広瀬雄也(3年)だった。同28分、ゴール7メートル付近から右にパスをつなぎ、広瀬が飛び込んで決勝のトライを決めた。

ここまで2本のゴールキックを失敗。ノックオンも犯していた主将は「チームに迷惑をかけていた。トライのときは、ボールを持たない方がいいと思っていたが、ボールを持った瞬間にスペースが見えて、ここしかないと思った」と振り返った。

次戦の相手は流通経大柏に決まった。「力を出し切る」と気持ちを切り替え、勝利を誓った。【南谷竜則】