体育館内の暖房が効きすぎていたのは、温度設定ミスではなく暑さ対策だった。3人制バスケットボール女子日本代表が15日、東京都内で3日間の強化合宿をスタート。3月のインドでの五輪予選に備え、ロイブル・ディレクターコーチによると室内温度を30度に設定して練習を行った。

冷たい雨が降ったこの日の東京地方。練習が行われた北区周辺は最高気温10度を下回り、外気との温度差は20度以上に及んだことになる。

馬瓜ステファニー(トヨタ自動車)は「練習場に入ってなんか暖房が効き過ぎているなと思ったら、インドの暑さを想定してということだった。確かにきついけど、慣れないと。これも試練ですね」と苦笑い。大会は屋外コートで行われるため、「日光もあるのでもっと暑い。水分補給も大事になる」と大粒の汗をぬぐった。

東京五輪には8チームが出場でき、残りは4枠。インドでの予選では、参加20チーム中3チームが出場権を手にする。ロイブル・ディレクターコーチは「五輪予選を勝ち抜くために準備が必要。明日は温度を32度ぐらいに上げる」と、さらなる“ハードトレーニング”を予告。そして「練習最終日はもっともっと暑くして、サウナのような状態でやらないといけない。コーチは水着で指導する」と笑った。