日本スポーツ協会と日本オリンピック委員会(JOC)は23日、東京都新宿区の「ジャパン・スポーツ・オリピック・スクエア」に入居している団体に対し、6月分から最大6カ月間、賃料の支払いを猶予する措置をとることを発表した。猶予期間は最長で1年間。日本スポーツ協会は、新型コロナウイルス感染拡大による事業の中止、延期が相次いでいる現状を鑑みて「当会館に入居いただいている団体の資金繰りを支援するため」と、猶予の理由を説明した。

同スクエアは、日本スポーツ協会とJOCの新しい本部ビルで地上14階、地下1階。昨年5月16日に竣工(しゅんこう)式が行われた。同年7月に取り壊しとなった岸記念体育会館(渋谷区)を引き継いで「日本スポーツ界の総本山」として、日本陸連、日本水連、日本卓球協会などさまざまな国内競技団体が入居している。