フィギュアスケート男子で18年ピョンチャンオリンピック(平昌五輪)銀メダルの宇野昌磨(22=トヨタ自動車)と、年明けからアイスダンスに取り組む高橋大輔(34)が所属するマネジメント会社が、両選手の肖像権の無断使用を訴えた。

ユニバーサルスポーツマーケティングは19日、両選手の公式サイトで経緯を説明。フランスのフィギュアスケート誌が実施しているクラウドファンディングの一環で、両選手の肖像が使用された写真集やアイテムなどが商品化されているという。商品製作や販売について日本スケート連盟や同社への許諾は一切行われていないといい、同社は「新型コロナウイルスの影響により世界中で厳しい局面が続く中、弊社といたしましてもスポーツ業界の活性化に少しでもお力添えできることがあればと考えておりますが、弊社所属アスリートの肖像がクラウドファンディングのために無断使用されたこと、そして選手を応援してくださる皆様にこのような形で資金を募ることは、断じて看過できるものではございません」とコメントした。

同誌に対しては経緯と説明を求めているが、19日現在、クラウドファンディングが継続して行われており、公表に至った。ファンに対しては「当該サイトで出資を検討されておりますファンの皆様にも、この点につきまして十分ご留意いただければと存じます」と呼びかけた。