プロバスケットボールBリーグ2部(B2)の群馬クレインサンダーズは3日、国内最多となる通算1万2196得点のマイケル・パーカー(38=千葉ジェッツ)が期限付き移籍で加入すると発表した。移籍期間は来年5月31日まで。

米国出身で日本国籍を持つパーカーは昨年に千葉と2年契約を結んだが、今年1月に同僚で米国出身のエドワーズも日本国籍を取得。Bリーグの規定で、満16歳以降に日本国籍へと変更した選手の登録は1チーム1人までと定められており、今回の移籍につながった。

パーカーは移籍先の群馬を通じて、「わくわくしている。クレインサンダーズはプレースタイルを含めて自分にパーフェクトにフィットすると感じている。国内屈指の強豪チームになる手助けをしたい。群馬へ行き、温泉や山などを探索することも楽しみ」などとコメント。一方で千葉のファンには「やむを得ない状況のため、大きな感情と悲しみをもって移籍することを発表します。千葉での時間は私にとって夢であり、そして私の期待を超えていた」と感謝した。

08年-09年シーズン途中に当時bjリーグの福岡に入団したパーカーは、島根移籍後も含めて4季連続でリーグ得点王を獲得。その後、NBLの和歌山、トヨタ自動車を経て、Bリーグ初年度の16-17年シーズンから千葉でプレーし、17年9月には国内初の通算1万得点を達成した。今季は39試合の出場で495得点(1試合平均約12・7得点)だった。【奥岡幹浩】