19年ラグビーワールドカップ(W杯)日本代表で8強入りに貢献した福岡堅樹(27=パナソニック)が、15日放送のMBSテレビ「ミント!」(午後3時49分=関西ローカル)に出演し、東京オリンピック(五輪)断念への思いを語っている。福岡は、同番組のリモート取材を受けた。

インタビュアーを務めたのは、プロのラクロス選手山田幸代(37)。昨年のW杯を終え15人制は退き、7人制ラグビーで東京五輪出場を目指すも断念した福岡に、山田が「なぜ代表引退を1年延期しなかったのか」と直球勝負で投げかけた。

これに福岡は「代表引退のタイミングをある程度決めていた。セカンドキャリアを少しでも準備できた方がいい」と、晴れやかな表情で答えている。

福岡は医師の道を目指しており、新型コロナウイルスの影響で、五輪が1年延期となったことで、人生設計を考えた上での決断だったと明かした。

番組では、ラグビーを続けつつ勉学に励む福岡の高校時代からの独自の勉強法にも触れている。また、福岡は、W杯後について「周りの反応がすごく変わった。街で声をかけられる機会も多い」とも話している。