フィギュアスケーターの浅田真央さん(29)が座長として全国を回る「サンクスツアー」が、15日に滋賀公演(滋賀県立アイスアリーナ)で初日を終えた。新型コロナウイルスの感染拡大で、2月の公演を最後に延期が続いていた。国内では他のアイスショーでも延期や中止が続き、試合を含めてもコロナ以後で初の観客を入れての公演となった。

観戦者を滋賀県在住者に限る感染対策などをとり、1回約80分で、この日は2回公演。過去のプログラムを新たな解釈で、ツアーメンバーと演じきった。マスク着用で見守ったファンの姿に、浅田さんは「すごく温かい拍手でした。マスクをみなさん着用されていたんですが、表情はわかったので、笑顔が見られました」と振り返った。

滋賀公演は16日も行われ、史上初となるライブ配信も行われる。「こういった場所で滑らせてもらうありがたさを感じました。私も半年ぶりで、少しずつライブの場ができるようになり、こういう場でみんなで笑顔になれるすてきな場所だと思いました」と感謝した。

ライブ配信の視聴チケットは2500円で記念品付き。詳細は「浅田真央サンクスツアー」の公式サイト(https://maotour.jp/live.html)に掲載している。