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今日の誕生日

若松詩子(1981年)

日本の女子シングル、カナダのペア選手。8歳の時に仙台市で競技を始め、全日本選手権で最高5位の成績を残す。21歳になるシーズンにカナダ代表のペアに転向し、06年の4大陸選手権で銀メダルを獲得した。

ジェフリー・バトル(1982年)→Pick Up!


Pick Up! ジェフリー・バトル

カナダの元世界王者が38歳のバースデーを迎えました。

5歳でフィギュアスケートを始め、19歳だった01-02年シーズンに4大陸選手権(韓国・全州)初出場初優勝。03-04年シーズンにはグランプリ(GP)シリーズNHK杯を制し、翌04-05年シーズンからGPファイナル2大会連続2位と世界の最前線を滑走しました。

06年トリノ五輪(オリンピック)は銅メダル。08年の世界選手権(スウェーデン・イエーテボリ)では悲願の金メダルをつかみました。あえて4回転ジャンプを外す、芸術性勝負の構成で「銀盤の貴公子」は初の世界一になったのです。

一方で「4回転ジャンプ論争」も巻き起こす格好となりました。優勝後のメダリスト会見で、2位だったブライアン・ジュベール(フランス)から批判されたのです。「バトルには失望した。我々は4回転に挑戦したが、彼は跳ばなかった」と。すかさず「スピンやステップも含めてフィギュアスケートだ」と反論したように、スケーティングの質の高さには絶対の自信を持った選手でした。

半年後の9月10日、現役引退を表明。プロスケーターに転向しました。「(地元での10年)バンクーバー五輪はとても大事な大会だが、自分の頭の中にはない」と潔く、引退後は振付師としても活躍しています。


ジェフリー・バトル(2013年)
ジェフリー・バトル(2013年)

最も有名なのが、羽生結弦とのタッグでしょう。14年ソチ五輪のショートプログラム(SP)曲「パリの散歩道」の振り付けを担当し、世界初のSP100点オーバーとなる101・45点に貢献。羽生のアジア勢男子初となる金メダル獲得の支えになりました。

18年平昌五輪でもSP曲「バラード第1番」を手掛け、冬季大会2連覇の一助となっています。今年の4大陸選手権でも再来の「バラ1」でSP世界最高得点を更新する111・82点をマークした羽生。ともにアイデアを出し合う良好な関係として、バトルもフィギュアスケート界の発展に尽力した形となりました。

また、アイスショーでは浅田真央とも長年共演しており、日本との関わりが深いスケーターとしても知られています。


今日の1枚

日刊スポーツが蓄積してきた写真の中から厳選して紹介します。

2014年11月13日
2014年11月13日

14年11月、現役引退発表会見で、06年トリノ五輪から断っていた大好物のプリンを目元を潤ませながらも口にして笑顔の村主章枝。


今日の出来事

17年のグランプリ(GP)ファイナルが名古屋市で(2016年)

愛知県が、17-18年シーズンのGPファイナルを開催することで名古屋市、日本スケート連盟と合意したと発表した。会場は日本ガイシアリーナで、愛知県の大村秀章知事、日本スケート連盟の橋本聖子会長、名古屋市の河村たかし市長が面談し、合意に至った。

前身のチャンピオンシリーズファイナルも含め、日本開催は5度目。名古屋市で開催されるのは初めてとなった。18年2月の平昌冬季オリンピック(五輪)前哨戦として、男子シングルはネーサン・チェン(米国)、女子シングルはアリーナ・ザギトワ(ロシア)、ペアはアリョーナ・サブチェンコ&ブルーノ・マソ組(ドイツ)、アイスダンスはガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン組(フランス)が優勝した。日本勢は男子の宇野昌磨が2位、女子は宮原知子5位、樋口新葉6位だった。