フィギュアスケートの情報を毎日発信しています。

今日の誕生日

スコット・モイヤー(1987年)→Pick Up!


Pick Up! スコット・モイヤー

カナダの男性アイスダンス選手が33歳になりました。

わずか10歳の時、8歳のテッサ・バーチューとカップルを結成。その息は文字通り「世界一」ぴったりでした。2010年の地元バンクーバー五輪(オリンピック)で金メダル。モイヤー22歳、バーチュー20歳は史上最年少の快挙でした。14年ソチ五輪では銀メダルで連覇を逃したものの、18年平昌五輪では再び金メダル。団体もカナダ初の金に貢献し、2冠に輝いています。


スコット・モイヤー(左)とテッサ・バーチュー
スコット・モイヤー(左)とテッサ・バーチュー

そのほかの優勝は世界選手権3度、4大陸選手権3度、グランプリ(GP)ファイナル1度、世界ジュニア選手権とジュニアGPファイナルも1度ずつ。アイスダンス界で唯一の主要6タイトル完全制覇「スーパースラム」を達成したスーパーカップルでした。

平昌五輪から約1年半後、32歳になった直後の昨年9月17日夜に現役引退を発表しました。バーチューがツイッターに動画を投稿し「22年間もやってきた。競技の第一線から退くのに、ふさわしいタイミングだと感じたし、次世代のスケーターたちが新たな道を切り開いて私たちの記録を破ることでしょう」。モイヤーも「見守っているよ」とメッセージを添え、世界中に報告しました。


今日の1枚

日刊スポーツが蓄積してきた写真の中から厳選して紹介します。

2019年11月23日
2019年11月23日

19年11月、フィギュアスケートGP・NHK杯ペアで息の合った演技を披露する三浦璃来(手前)、木原龍一組。


今日の出来事

クリスティ・ヤマグチ(米国)のプロ転向が明らかに(1992年)

92年アルベールビル五輪の女子シングル金メダリストが、AP通信などにプロ転向への思いを語った。「今はプロの世界に挑戦する気持ちでいっぱい」とし、同年12月に米メリーランド州で行われる世界プロ選手権を当面の目標とした。一方で国際スケート連盟のルール改正によってアマチュアに復帰する道も残されており、2年後のリレハンメル五輪出場の夢も捨てていないといい「技術的にまだ進歩するようなら、そして精神的に五輪の重圧に耐えられるようなら、アマチュアに戻るかもしれない」とも話した。

結果は、アマチュア界には復帰せず。アイスショー「スターズ・オン・アイス」のトップスターとして長く活躍し、98年に世界フィギュアスケート殿堂入りした。