実力者2人が、復帰大会から競い合った。青木玲緒樹(25=ミズノ)と渡部香生子(23=JSS)が、3組の隣同士のレーンで泳いだ。

青木がスタートから先頭に出て、レースを引っ張った。2番手につけていた渡部は100メートルから150メートルでじりじりと差を縮めた。2人は最後のターンを0秒66の差で折り返した。そこから青木が一気にスパートをかけてリードを広げる。青木は2分24秒70で1着、渡部は2分27秒29で2着だった。

青木は「そこそこのタイムで悪くない。前半飛ばして後半の失速をなくすことを考えていた。それが実行できた。今日はラスト50メートルでラストスパートができてよかった」と納得の顔。

一方の渡部は「とにかくきつかった。2分27秒台は少し残念ですが、課題が明確になった。最後の50メートルがもたなかった。レースに出ることで足りないところがすごくよく分かった」と今後の糧にする考えだった。