今季シニアデビューの佐藤駿(16=埼玉栄高)が、4回転3種4本のジャンプ構成で演技を披露した。

フリー「バトル・オブ・ザ・キングス」で冒頭からルッツ、サルコー、トーループ2本の4回転を組み込んだ。ルッツは転倒となったが、サルコーはきれいに着氷。トーループの1本目は着氷後につまずくような形で転倒したが、2本目は4回転-3回転の連続トーループで締めくくった。

「ルッツとかミスがあったんですけれど(フリーを)初めてお披露目したにしては、結構まとめられたと思っています」

昨季はジュニアグランプリ(GP)ファイナルで優勝。同学年でライバルの鍵山優真(星槎国際高横浜)とともに、シニアの世界に飛び込む。

「試合が限られてくるので1つ1つの試合を大事にして、自分が満足いくような演技ができるように、頑張りたいと思っています」

22年北京五輪のプレシーズン。高難度の4回転を武器に新たな挑戦が始まる。