大学スポーツの魅力を伝え、より多くの人々に関心を持ってもらうため、大学スポーツ協会(UNIVAS、鎌田薫会長)が15日からスポーツの総合力を競う競技横断型の大学対抗戦「UNIVASCUP2020-21」をスタートする。

大学スポーツの活性化が目的。これまでは競技ごとの大学日本一決定戦しかなかったが、昨年初めて「UNIVASCUP」を開催。UNIVAS主催事業の1つの象徴として、本年度も引き続き開催することを決めた。

UNIVAS正会員の32競技団体が開催する大会のうち、全国の大学が参加して日本一を決める大会を「UNIVASCUP」指定の大会と設定。順位に応じてポイントを獲得していく方式で行う。

新型コロナウイルス禍で沈滞傾向にある大学スポーツ活動の露出を高め、日々活動している運動部学生のモチベーション向上を目指す。一方で公平性には留意しながら実施する。

指定大会は原則として1競技1大会(男女別開催の場合はそれぞれ)。順位に応じて各大学はUNIVASポイントを獲得し、合計のポイント獲得総数によって大学総合順位を決定する。優秀な成績を挙げた大学や個人に対しては年度末に表彰式を行う予定となっている。

「UNIVASCUP2020-21」は15日からのアーチェリー大会から開催がスタートする。指定大会の詳細は以下の通り。

https://www.univas.jp/article/16111/

また「UNIVASCUP」の指定大会であるインカレ自体の開催を支援するため、スポーツ庁「令和2年度スポーツイベントの再開支援事業」の補助金も活用し、感染拡大防止事業として非接触体温計やフェイスシールド、アルコール消毒液などの備品をUNIVASが準備。対象の会場に配布するほか、指定大会の映像配信試合数を拡大し、UNIVASの公式サイトで無料配信する。

https://www.univas.jp/project/match_video/

大会中止時の損害を補償する経済支援策を創設したことも発表。MS&ADホールディングスと連携した国内初の保険制度「スポーツセーフティネット」を導入した。