ビーチバレーの千葉市長杯女子の部が19日、千葉・稲毛海浜公園特設コートで開かれた。主催する日本連盟によると、国内ランキング上位の選手が集う大会としてはコロナ禍以降で初めてで、12チームが出場。決勝戦で石井美樹(荒井商事/湘南ベルマーレ)村上めぐみ(オーイング)組が、石坪聖野(アットホーム)柴麻美(帝国データバンク)組を2-0で破り、優勝した。

感染症対策を徹底し、観客を入れて開催。決勝戦(3セットマッチ)を除き、各3チームによる予選リーグと本戦トーナメントは1セットマッチのみ。慣れない変則ルールに戸惑う選手が少なくなかったが、マスク姿のファンの声援に応えようと試合を重ねるごとに好プレーが続出した。

決勝戦では石井、村上組が1セット目から流れをつかんだ。持ち味のサーブで相手の守備を翻弄(ほんろう)し、効果的に得点を重ねて21-16で奪取。続く2セット目は中盤まで一進一退の展開が続いたが、終盤に連続得点で粘る相手を退けた。

石井は「いつも以上に緊張したけど、試合を重ねるうちに良くなった」。村上は「コロナでずっと練習が続き、モチベーションを維持するのが大変だったけど、久々に試合ができて良かった」と実戦の場を喜んでいた。

千葉市長杯の男子の部は同会場で20日に行われる。

【平山連】