男子の山本草太(20=中京大)が、約7年ぶりの会場でフリー「ドラゴン」で滑りきり、137・97点とした。

会場は新型コロナウイルスの影響で入場制限が成されたとはいえ、国内では最大規模の大きさを誇る。山本が以前滑ったのはソチ五輪の代表選考会だった13年全日本選手権だった。ジュニアとして14位に入り、新人賞を獲得した。当時は160センチ、いまは172センチ。すっかり青年となって、7年ぶりに帰ってきた。

冒頭に挑んだ4回転サルコーはバランスを欠きながら踏ん張る。続く4回転トーループで転倒し、トーループの4-2回転は1つ目のジャンプでバランスを崩した。3本の4回転を組み込む構成。「全部きれいに降りられるわけではないんですが、降りられる感覚はなんとなくつかめてきている感覚はあるので、もう少し思い切ってやってみてステップアップしていきたい思います」と前を向いた。